01. 虫歯の予防
むし歯になりやすい所にレーザーをあてることで、歯質強化がより一層促進され、むし歯予防の効果が高まります。むし歯になってしまった場合でも、その進行を抑えられる可能性があります。
むし歯は早期発見早期治療が大切です
初期のむし歯は削ったあとにコンポジットレジンという歯科用プラスチックで埋めます。見た目が白く、削る量も少ないので1日で治療を完了することができますが、神経まで進行してしまったむし歯の場合は進行した神経を取り除いていく根幹治療が必要になります。
神経を取り除いた歯は将来折れてしまう可能性が高くなりますので、むし歯はできるだけ早い段階で治療をするようにしましょう。
当院ではなるべく痛みの少ない治療をこころがけています。お気軽にご来院ください。
日本の成人の80%がかかっているともいわれる歯周病。
歯を支える歯周組織が歯周病菌に感染する口腔内の感染症で、歯ぐきに炎症が起き、腫れや出血という症状が現れます。自覚症状がないまま進行し、気付いたときには顎の骨が歯を支えられなくなり、抜け落ちてしまう可能性もあるのです。
歯を失うことで口腔内の環境が乱れることに加え、歯周病菌は、脳卒中や心筋梗塞、糖尿病といった全身の疾患とも関連があるといわれています。歯周病はさまざまなリスクのある恐ろしい病気。当院では、定期検診のクリーニングのみならず、患者さんに合った正しいブラッシング指導を行い、セルフケアの重要性もお伝えしています。
痛みのない歯科治療のため、新しい方法として注目されているのがレーザー治療です。
ほぼ無痛で、従来の治療法と同等またはそれ以上の効果を得ることができます。患者さんの中にはレーザー治療そのものに抵抗がある方、身体への影響を不安視される方もいますが、当院で使用するレーザーは医療用に開発されたもののため心配ありません。
むし歯になりやすい所にレーザーをあてることで、歯質強化がより一層促進され、むし歯予防の効果が高まります。むし歯になってしまった場合でも、その進行を抑えられる可能性があります。
歯周病菌にレーザーをあて数を減らすことができます。深い歯周ポケットや複雑な形状の場所にもレーザーが到達し、しっかりと殺菌することができるため、治療効果が高まります。
レーザーを口内炎にあてることで痛みがやわらぎます。さらに口内炎の治りも早くなることが期待できます。また、入れ歯を装着した際の痛み(褥瘡性潰瘍)の改善も可能です。
上唇小帯の切除や抜歯は痛みや出血を伴いますが、レーザーを使用することで抑えることができます。痛みや多量の出血が避けられなかったこれまでの外科処置にも、レーザー治療は有効です。
当院では、お子さんにも理解できるようわかりやすく歯の大切さやむし歯の予防法を伝えています。
痛い、怖いというイメージで歯医者に行きたがらないお子さんsもいますが、むし歯予防は痛くありません。乳歯のうちから予防を徹底することで、永久歯になってもむし歯になりにくいお口の環境をつくりましょう。
毎日の歯みがきが大切なのは、大人も子どもも同じです。どこがむし歯になりやすいのか、ブラシが届きにくいところはどうやって磨けばいいのか、お子さんにもわかりやすいよう丁寧に説明します。
歯質を強化する働きがあるフッ素を歯の表面に塗布します。抵抗力も高まりむし歯になりにくくなります。
永久歯の奥歯はやわらかく、複雑な溝には汚れが溜まりやすいにもかかわらず、なかなかブラシが届かない場所でもあります。奥歯の溝にシーラントというプラスチック素材を埋め込んでむし歯を予防します。
審美治療は、従来から歯科医院が行うむし歯や歯周病の治療に「美」の視点をプラスした歯科治療です。歯を美しくするだけではなく、歯の隙間や形を整えて歯並びを良くすることも可能です。
金属の詰め物や被せ物の代わりに使うのは、セラミックスなどの人間の身体に優しい素材。親和性が高く、天然の歯の色と色調が近いため、自然な仕上がりを得ることができます。長年使用しても傷つきにくく、変色することもありません。金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がないこともメリット。また化学反応による腐食はなく、歯ぐきが変色しないことや、色調が豊富にあり一人ひとりの歯の色に合わせて調整できることなども、セラミックスの特長です。
セラミックスとレジン(歯科用プラスチック)の混合素材で作る、より丈夫で天然の歯の色に近い被せ物です。
歯の形をスキャンしたデータをコンピュータに入力し、ブロックからミリングマシンという機械で切削し歯の形にします。
混合素材はハイブリッドセラミックスとも呼ばれ、歯科用プラスチックより変色しにくく、オールセラミックスよりは安価な新素材。従来の銀歯と比較すると白くて目立ちにくく、レジンとの比較ではより変色しにくく高強度なのが特長です。小臼歯については、保険適用も可能です。